俺の故郷ではウェルメイドなセメントが採掘される。

三重県の最北端から呟くサブカルとフィロソフィ、最新のブライダル事情と生まれ来る息子について。

ラッシュ→デスプルーフ→テレクラキャノンボール。

iTunesでお気に入りのプレイリストを作る際、あるテーマを想定する。例えば、50年代JAZZとかブラジルとか変拍子とか。
この考え方を映画に応用すると、まず「爆走系」と言うキーワードが思い浮かぶ。私は全く車やバイクに興味が無い。しかし、爆走するシーンが面白い映画は好きだ。
まず最初に「ラッシュ プライドと友情」を観ておく。F1の世界を舞台にした主役二人のライバル関係が多彩なアングルで表現されている。実話を元にした傑作だ。
次に「デスプルーフ」を観る。タランティーノがファスターキャットプッシー&キルキルを下敷きに撮った作品。デイヴ・ディー、ドジー、ビーキー、ミック&ティッチのホールド・タイトとエイプリルマーチのチック・ハビットが最高だ。
そして最後に「テレクラキャノンボール2013 劇場版」で締める。
カンパニー松尾監督他、出演者の男気に涙が出る。俺は本気で泣いたし、2014年で一番笑った映画だ。

以上の三作は、愛読書映画秘宝でももちろん年間ランキングに入ったものばかり。これらを観ずして映画好きを語るのは恥ずかしいことだ。

断っておくが「テレクラキャノンボール」だけは、一人で見た方がいい。まさか付き合いたてのカップルなんかで観た日には、すぐ別れるか一層愛が深まるかのどちらかだ。
さらに、しばらく御飯が美味しくなくなる。

しかし、奇しくもカンパニー松尾が出ている本作と「監督失格」は、両方とも私のオールタイムベストに入っている。
何か縁を感じる。

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