俺の故郷ではウェルメイドなセメントが採掘される。

三重県の最北端から呟くサブカルとフィロソフィ、最新のブライダル事情と生まれ来る息子について。

本日はお日柄も良く。

結婚式のお日柄ってやつ、どこまで気にしないといけないのだろう。

古臭いカレンダーを見ると普段目にしない不思議な漢字を見つける事がある。それがお日柄。
六曜は基本、赤→勝→友→負→仏→大の順で巡る。冠婚に良いとされる順に並べると、大安→友引→先勝→先負→赤口→仏滅。
大安吉日。良い事は友を引く。午前が良い。午後が良い。正午付近のみ良い。仏が滅びる、、

結婚式場は基本、大安の昼頃から予約が埋まっていく。早い夫婦で1年半前から申し込むこともある。
良いお日柄がもう空いてない!状況になると、機転の効くプランナーは十二直や二十八宿で見てみましょうと言い出し落とし所を見つけ出す。

すべての日には「〜の日」というのがある。7月6日はピアノの日、とか(1823年シーボルトが初めて日本へピアノを持ち込んだ)。
かなり強引なこじ付けもあるが趣味嗜好と合う日があるかもしれない。

昔よりお日柄に対するこだわりは希薄になっているものの、とはいえ、まだ気にする世代が生きて列席する可能性があるわけです。
おばあちゃんが「こんな日柄の日に大丈夫じゃろか、、」とぶつくさ言いながら列席するのはいかがなものか。

演出やMCで、なぜこの日を選んだのかというフォローを含ませるのも良い。

個人的にはこう思う。
複数の式を受け入れる式場の場合は多忙が予想される大安・友引を避ける。まず、付き合った記念日なんかを優先させ、日取りが決まったら年配の濃い親族にはすぐさま報告を入れておく。クレームが出た際、申し込んでいたとしても日取りの変更は空いている限り可能だ。
そして、仏滅は避ける。

気にしなくなったとはいえ、仏の滅びる日に神仏へ生涯の愛を誓うのはどうか。結婚生活がどーにかなってしまった時、シャレにならない。
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